医療法人 誠英会 土田歯科医院

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お知らせInformation

新型コロナウィルス感染拡大による制限診療について院長より患者様へ

患者様へ

 新型コロナウィルスへの不安が続く毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。お電話にてご予約の変更、また延期をいただいた方々にお詫びと深い感謝を申し上げます。
当院では新型コロナウィルス感染拡大を受け、宮崎市、全国でも早い段階で診療を大幅に制限致しました。お口の健康に携わる歯科医療従事者として、非常にもどかしい時間が続いていますが、患者様、そのご家族、宮崎の方々、スタッフ、スタッフの家族また当院に関わっていただけるすべての方々の安全を考えた上の判断でこのような診療制限となっている事をご理解いただければと存じます。制限診療期間中も歯科医師、歯科衛生士にからお電話を差し上げたり、お口のご相談を承っておりますので、遠慮なくご連絡いただけたらと存じます。
 私共はつねに「自分、また自分の大切な家族が安心して医療を受けられる環境」を作る事を考えております。コロナウィルスの脅威が始まる前より「すべての人が感染している」と考え、感染予防を行う「標準予防策(スタンダードプリコーション)」の考え方に則って診療を行なっております。歯科医療は常に唾液、血液などの感染源となりうる環境下で仕事を行なっているため、「患者様に感染させない」はもちろんのこと、働いている「歯科医療従事者にも感染させないこと」も大切に考えています。エアタービンやエンジンなどの器具を患者様ごとに滅菌する事は当然、スリーウェイシリンジ(水や空気を出す器具)の先端は患者ごとに使い捨て(ディスポーザブル)、筆など滅菌できないものは使い捨てにしています。これらの事は患者様にはなかなか伝わらず、見えない部分ではございますが、「自分たちが安心して受けられる医療」を守るために必要な事であると考えております。
 今回の新型コロナウィルス感染症は飛沫、接触感染が主です。先日のThe New York Timesでも紹介があった通り、歯科医師また歯科衛生士は通常診療において、唾液や血液などの飛沫は避けられず、感染リスクは非常に高い職業とされております。政府の緊急事態宣言を受け、厚生労働省は4月9日に「緊急性が少なく、延期しても問題が少ない治療、定期検診、訪問診療等は延期もご検討ください」という文章を各都道府県歯科医師会に文書を出しました。現在の日本の医療における最重要事項は生命を守ることであると考えます。まずは生命に関わる医療の崩壊が心配される最前線の医療従事者に資材が滞りなく届く事が重要であると考えております。歯科医療において患者様に安心して診療を受けていただく為の環境づくりには医療資材、時間と労力、知識が必要です。現在、医療資材(消毒液、N95マスク、サージカルガウン、キャップ、グローブ)が圧倒的に不足している状況(注文できない、または入荷の見通しが立たない)では「自分たちが歯科医療をうける場合、安心して受けられる医療」の環境が今は整えられないとではないと当院で判断した為、苦渋の決断ではございますが、このような制限診療となっております。もちろん全身健康のために歯科医療は必要不可欠です。お口の衛生環境を保つ事で感染症に対する抵抗性が上がることも明らかになっております。今後の状況を判断しながら患者様の利益を優先し、スタッフまた当院に関わるすべての人に何が重要かを判断しながら医院運営を行ってまいります。1日でも早くこの脅威から解放される事を心より願っております。

医療法人誠英会 土田歯科医院 
院長 土田 晃太郎