お知らせInformation
診療制限を行い、2週間が経ちました。患者様へ。
新型コロナウィルス感染症の感染拡大における自主的な診療制限を設けて2週間が経ちました。患者様には大変ご心配とご迷惑をお掛け致しております。また、毎日メディアなどでコロナ関係の報道がなされており、自粛生活にも疲労してきた時期かもしれません。幸いにも、宮崎県内での新型コロナウィルス感染症の感染者は現時点で4/11以降確認はされておりません。これも一重に最前線でこの感染症と闘っておられる医療関係者、保健所の皆様、またすべての宮崎県民の自粛、手洗いなど危機管理のおかげであると思い大変感謝しております。当院では当初4/20までの診療制限としておりましたが、緊急事態宣言を受け、5/6のゴールデンウィーク明けまで診療制限を行うことと致しております。私共は感染しない事が感染させない事であると考えております。当院は多くの患者様に来院いただいておりますが、歯科医療の特性上、ご高齢の方々が多く来院されます。不顕性感染(感染しても症状がない方)が80%を占めると言われているこの感染症を重症化率の高いご高齢の方、また持病をお持ちの方に歯科医院から一人でも感染させるわけにはいきません。普段から感染症対策、医療衛生管理について厳しい基準を設けており、また歯科医師、従業員共々高い倫理観を持って診療にあたっております。患者様にはご不便をおかけする事を本当に毎日心苦しく思っております。現在、ゴールデンウィーク明けの診療体制について、従業員一同協議を重ね、万全な感染症対策を検討、準備を行なっております。現在もPPE(Personal Protective Equipment マスクやガウンなど標準予防策には欠かせない医療器具)は全国的に不足の状況が続いております。これらは我々歯科医療ではなく、最前線でこの感染症と闘っておられる医療従事者に届けるべきであり、私共が歯科治療に使用してもいいものかとも考えております。宮崎県では感染者は少ない状況が続いていますが、PPEなどの不足は日本全土の問題です。また宮崎県でもいつ爆発的な感染の拡大が起こるか予想がつきませんが、その備えは十分にしておく必要があります。感染予防はやり過ぎは許容されます。しかし不足してしまうと致命的です。歯科医療が最前線の方々の活動を妨げないよう、私共のできる事を考えてまいります。お口の健康は全身の健康に直結します。積極的な歯科治療が困難になっている今、歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスの使用などセルフケアは非常に重要です。また月曜~土曜まで平日は通常の診療時間と同様に歯科医師、スタッフが在中しておりますので電話やメールでのご相談は随時承っております。遠慮なさらずご連絡ください。
メディアでは色々なネガティブな情報が回っていますが、日本は医療従事者の方々のおかげで死者数は抑えられえ、欧米のような爆発的な死者の増加には未だ至っていません。政治批判などもございますが、私共は目の前のできる事をやるだけです。数ヶ月後、数年後かわかりませんが上手くこの感染症と人類が向き合えるようになり事態が収束する事を心より祈っております。
医療法人誠英会 土田歯科医院 院長 土田 晃太郎